新しいスタート!看護師の働き方、どんなものがある?~診療科編~

カルテを手にする看護師

仕事が一区切りつく年末年始や年度末には、これからの自身のキャリアを改めて見据え、転職を考える看護師さんも多いのではないでしょうか。
そんな看護師さんにとって新しい年が始まった今は、新たな道へと踏み出す絶好の機会かもしれませんね。

この記事では、新しいキャリアをスタートさせたい看護師さんへ向けて、自分に合った診療科を見つけるために、代表的な診療科別の働き方や特徴などを解説していきます
新しい環境でのスタートを成功させるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

診療科によって看護師さんの仕事はぜんぜん違います

病院の待合室

医療機関には数多くの診療科がありますが、各科での看護師さんの働き方はそれぞれ異なるため、診療科ごとに求められる資質やスキルは、当然違うと言えるでしょう
患者さんの年齢層の違い、扱う医療器具や診療機器などの設備の違い、日勤や夜勤のバランス、緊急性の高さ、季節性疾患などによる繁忙期の有無、医師の数や看護体制、他科や他院との連携など、どの科にもそれぞれの診療科での常識や看護の特色があるはずです。

そして、勤務する診療科の選択は、看護師さんのキャリアにおいてはとても重要なものとなり得ますので、それを意識した診療科選びが必要ではないでしょうか。
次の章では、代表的な診療科の看護師さんの働き方、業務内容に注目していきましょう。

診療科ごとの看護師さんの働き方を見てみよう!

では、診療科ごとの具体的な看護業務を確認してみましょう。

・内科

内科は、患者さんの年齢層の幅も広く、急性疾患から慢性疾患までさまざまな疾患を扱うため、総合的な看護スキルが求められるでしょう。
急性疾患には観察力・判断力が必要ですし、慢性疾患には患者さんの状態を継続的に観察し適切な対応を行なう看護力が問われます。
また医師や他の医療スタッフとの連携が重要で、チーム医療の一員としての役割も大きいでしょう。内科での経験は、看護師としての基礎力を高めることができる診療科と言えるかもしれません。

・外科

外科では、手術前後の患者さんのケアや、医師の外科的処置のサポートを行うことが多いでしょう。術前・術後の管理、リハビリのサポートなどには専門的な知識と技術、他部署との連携が必要になります。
また、外傷を扱う外科では、迅速な判断力と対応力が求められ、緊急時の対応も他の診療科より多く、この科での勤務は技術力を高めキャリアの幅を広げることができるでしょう。

・小児科

小児科は、乳幼児から思春期までの患者さんが対象で、予防接種や健康診断はもちろん、総合的な診察、年齢や流行りに応じた疾患の治療を行います。
小児科での看護師は、子どもの成長や発達に応じた看護ケアに加えて、保護者とのコミュニケーションも重要な役割で、柔軟な対応力とコミュニケーションスキルが養われる現場でしょう。

・整形外科

整形外科の看護師さんは、骨折や関節疾患の患者さんのケアを担当します。
また、手術前後の準備やリハビリのサポート、疼痛管理に加えて、医師やリハビリスタッフと連携を図る場面も多いでしょう。
高齢者の受診が多い整形外科で培われるコミュニケーション能力や回復を支えるための多岐に渡るスキルは、介護分野でも生かすことができるはずです。

以上、代表的な診療科について看護師さんの働き方を見てみましたが、この他にもたくさんの診療科があり、職場によってその診療科ごとの特殊な経験が積めるでしょう

重要なのは自分に合った診療科を見つけること!

前述したように、看護師さんのキャリアは勤務する診療科の選択によって大きく変わり、自分に合った診療科を見つけることは、長期的なキャリア形成において非常に重要です
診療科ごとの特徴や求められるスキルを理解し、自身の興味や適性に合った分野を選ぶことで、やりがいを持って長く働くことができるでしょう。

そして、そんな適性を正確に知るためには、転職サービスの専任コンサルタントに相談することが近道です。
専任のコンサルタントは、最新の求人情報や未公開情報の提供、さらに、面接への対策、キャリアプランの相談など、あらゆる面から支援してくれる頼もしい存在です。

新しいスタートを切るために、自分に合った診療科、理想の職場を最短で見つけましょう。
カインドメディカルネットでは、あなたのキャリアがより充実したものになるよう全力でサポートいたします。是非お気軽にご相談ください!

※参考
(日本看護協会) 『キラリ!看護のシゴト