オンコールとは、夜間・休日に呼び出しに備えて自宅待機をする勤務のこと。命を扱う医療のお仕事だからこそ求められる、独特な勤務の仕方です。オンコールは負担が大きい印象があるかもしれませんが、一方で「オンコール=大変」と決めつけてしまうと、ご自身に合う職場との出会いを逃してしまうかも?
今回は、オンコールと職場選びのポイントについて解説します!
オンコールがある=大変な職場とは限らない
看取りが多い訪問看護や重症患者対応を行う現場は、オンコールが多い領域です。夜間、休日を問わず対応が必要な場面が多いため、「負担が大きい」「大変」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。オンコールがあることで訪問看護のお仕事を敬遠してしまう看護師さんもいるかもしれません。
実際、厚生労働省や日本看護協会でも、夜間対応の負担や事業所ごとのオンコール体制の差が課題として示されています。訪問看護でオンコールが不安なのは自然なことなのですが、そこで働く看護師さんの負担を軽減するために対策をしている施設や事業所も多く存在するのです。
オンコールが大変と一括りにせず、当番回数やサポート体制を見て職場を選ぶことで、不安を解消しながら訪問看護のお仕事をすることができます。
オンコールが不安になりやすい理由
オンコールの大変さは看護師さんなら「なんとなく」イメージがあると思いますが、具体的な「大変」の正体を見てみましょう。例えば次のようなことが、不安の要因になっています。
・生活リズムが乱れやすい
・家庭との両立に一時的に影響することがある
・一人で判断する場面がある
不安を減らしやすい職場の特徴の例
オンコールがあっても職員が安心してお仕事ができるように、不安を生む構造を改善する取り組みをしている職場はたくさんあります。その取り組みとは、例えば次のようなものです。
・夜間・休日の対応をシェアする仕組みがある
・緊急訪問の件数や対象者が整理されている
・困ったときに相談できる体制がある
・同行訪問や教育体制がある
このように、オンコールの大変さは「訪問看護だから仕方ない」のではなく、「どんな体制か」によって大きく変わるのです。
オンコール体制で確認しておきたいポイント
これまでご紹介してきたように、訪問看護への転職を考えるときには「オンコールがあるかどうか」だけで判断するのはおすすめできません。実際の運用状況を具体的に確認することが重要です。特に以下の点は、事前に確認しておきたいポイントです。
実際の駆けつけ頻度
オンコール待機手当の有無
電話対応や緊急訪問時の手当額
教育体制や同行訪問の有無
相談体制(誰に相談できるか)
【参考】日本看護協会|2024年度 看護職員の賃金に関する実態調査報告書(PDF)
まとめ
訪問看護でオンコールが不安なのは自然なことです。ただ、その不安の大きさは、当番回数や駆けつけ頻度、連携体制、相談体制、手当などによって小さくすることができます。転職先を探すときには、オンコールが「あるか・ないか」だけで判断するのではなく、どんな体制でオンコールを運営している職場なのかを確認して選ぶことが重要なのです。
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