どんどん広がる! 看護師さんの活躍の場

ガッツポーズをする看護師たち

看護師さんといえば病院などの医療施設で勤務するというイメージがあるのはもちろんですが、昨今、病院以外のいろいろな場で求められていることを肌で感じている看護師さんもいるのではないでしょうか。

実際に、看護師さんが働くフィールドは広がっている

青空を背景にする看護師

2023年10月26日、厚生労働省から「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」が告示されました。この基本指針では、2040年ごろには超高齢化が今以上に進み、生産年齢人口が急減するという中で、専門性をもった看護師さんがより活躍できるように、処遇の改善や就業の促進などを進めるための施策が盛り込まれています。
看護師さんが求められる職場は、実際にその種類が広がっています。高齢化や在宅医療の発展などで、医療技術が求められる場所が多様化していることが主な要因です。その分、看護師さんが選べる職場の幅も広がっていることになります。「今の仕事がちょっと合わないかも…」と思っている看護師さんにとって、自分に合った職場を選びやすい時代になってきたともいえます
参照:「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針(厚生労働省)(PDF)

看護師さんが活躍できるいろいろな場所

では、実際に看護師さんが活躍する場所として、どんな職場があるのでしょうか。施設ごとに見ていきましょう。

訪問看護ステーション

高齢者や、障害があるなどの、在宅医療を必要とする患者さんの自宅を訪問して、健康管理や医療処置などの看護業務を行います。一人ひとりに合わせた看護がしやすく、自宅での暮らしを支えるという部分にやり甲斐があります。

介護施設

特別養護老人ホームや老人保健施設、グループホームなどの介護施設に勤務し、入所者の方の健康管理や介護支援を行います。顔見知りの入居者さんとしっかりつながることができ、患者さんとコミュニケーションを取るのが好きな方にも向いているでしょう。

企業

企業や工場の産業保健師として、従業員の健康管理、労働安全、健康診断の実施、応急処置などを行います。働く人たちの健康をサポートすることは、社会経済に寄与している実感が持てるでしょう。

学校・保育園

学校や保育園で児童・生徒や園児の健康管理、健康診断の補助、病気・怪我などに関する看護をします。子どもの健康を守る仕事は、未来の社会を支えるという大切な仕事となるでしょう。

地域包括支援センター

高齢者やその家族への支援を行う地域包括支援センターで、介護予防や健康相談を行います。地域の人たちの健康を支える仕事に日頃から携わる仕事で、広く地域社会に貢献しているという自信を持つことができるでしょう。

医薬品・医療機器関連企業

製薬会社や医療機器メーカーでの職務もあります。臨床試験・治験のサポートや製品開発、営業支援などの業務に携わることができ、医療現場では出せなかった力を発揮できる可能性があります。

これまで見てきたように、看護師さんが活躍する場は、病院以外にもたくさんあります。病院やクリニックで働く看護師さんのお仕事はもちろん重要ですが、看護師さんを求めているこれらの職場と看護師さんの働きたい環境ややりたい仕事と合っていれば、より自分の力を発揮でき、働きやすくなるでしょう。看護師さんがいきいきと働いている施設は利用者さんにとっても居心地のいい場所になり、よりよい循環が生まれます。

新しい現場で働いてみることで、意外な自分の志向や能力に気づくこともあります。まずは、いろいろな看護師さんの求人を見て具体的にどんな職場があるのか、調べてみませんか? この記事でご紹介した施設だけではなく、様々な世界が広がっているかもしれません。

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