人生100年時代と言われる現代社会において、60歳はまだまだ働き盛りというのが昨今の世間の認識となっています。
さらに医療現場は長年に渡る人材不足で、経験を重ねた看護師さんの技術や知識は定年年齢以降も現場で必要とされるものであることは間違いありません。
この記事では、定年年齢を過ぎても看護現場で働きたい看護師さん向けの求人や働き方について、いろいろな角度から見ていきましょう!
引退するにはまだ早い? 看護師さんの定年年齢は引き上げられている!
日本看護協会では、国の「働き方改革」を受けて、「看護職が生涯にわたり安心して働き続けられる環境づくりの推進」を目標に掲げています。
60歳以上のシルバーナースの雇用を前向きに推進している病院や施設は、多様な働き方の選択肢の提示や、安全に働ける勤務環境(看護現場照度の確保、段差の解消、書類や機器画面上の文字サイズ、業務用表示の拡大等)をさまざまな面で整備していくことが求められています。
このような業界の流れや、長年の現場課題である看護師不足の状況を鑑みて、看護師さんの定年年齢を引き上げている病院や施設も多く見られるようになりました。
まだまだ働きたい!という意欲がある看護師さんにとっては、60歳を過ぎていても看護師という専門資格と長年培ってきた経験や看護技術を活かして、働きやすい環境が整った現場で活躍することが可能な時代なのです。
シルバーナースが求められるのはどんな職場?
看護師さんがシルバーナースとしてセカンドキャリアを築ける職場は、病院やクリニックだけではありません。
介護保険施設における看護師として高齢利用者さんのケアをしたり、居宅サービス事業所などで訪問看護師として患者さんを在宅で看護したり、その経験を必要としている現場はたくさんあります。
他にも、企業や保育園の産業看護師としてコミュニティーの健康面を心身共にサポートしたり、地域の健康づくりで社会に貢献したり、経験則が求められるシルバーナースの活躍の場は看護師さん自身が思っている以上に多岐に渡ります。
年齢や体力的な不安があるなら、働き方で解消しましょう!
少子高齢化が進む社会において、シルバーナースは看護現場を支える重要な人材です。
ですが、歳を重ねた看護師さんの中には、これまで見てきた緊張感の伴う看護現場で、今後も同じように働くことへの不安を抱く方も少なくないでしょう。
その場合には、看護師さん自身の体力・健康状態や経済状況に応じた働き方を実現できる職場を選ぶことが重要です。
そしてライフスタイルの中で、十分な休息、定期的な健康診断などで自身の健康やストレス管理に重きを置くことで、無理なく安全に看護現場で従事することができるのではないでしょうか。
また職場によってはシルバーナースも、日進月歩する医療現場で自身の看護の知識・技術面でのスキルアップに対する意識を持つことは必要です。
日本看護協会や各都道府県の看護協会などが主催しているシルバーナースのための研修や勉強会に参加し、今後のキャリアプランを考えるのもいいかもしれません。
詳しい日程や場所、申込方法などは、各主催者のホームページでご確認いただけます。
60歳以上でも応募可能な求人は数多くあります!
60歳以上の看護師さんの強みは、なんと言ってもその「経験値」でしょう。
この強みを積極的にアピールして、希望の働き方を実現させることは十分に可能です。
カインドメディカルネットでは「シルバーナース」のページで、60歳以上の看護師さんの求人を数多くご用意していますので、フルタイムだけでなくパートタイムや派遣など自分に合った働き方、無理なく働ける環境を見つけることができます。
自身の考えるワークライフバランスやキャリアプランを、是非一度キャリアコンサルタントにお聞かせください。
これまで積み上げてきた知識や技術、人生経験を生かして、シルバーナースとしての新たなステージでの活躍を全力で応援いたします!