看護師の皆さんは、求人情報を見る際にどのような条件を意識して探していますか？
おそらく、多くの方が、「正規雇用」「自宅から通いやすい地域」「駅から近い」「職場周辺の利便性」「給与や福利厚生」といった条件を重視して職場選びをしているのではないでしょうか？
ですが、今は、看護師さんの働き方も多様化していて、実は上記に挙げた以外の条件で就業できる職場も注目を集めています。それが「トラベルナース」という働き方です。
また、「自宅から遠く離れたリゾート地で看護師として働く」という選択肢も人気が高まっている働き方です。

この記事では、今注目の「トラベルナース」としての働き方について、また、リゾート地の看護師さんバイトとの違いについて詳しく解説していきますので、以前から気になっていた看護師さんは、ぜひ一度目を通してみてください！

地方で働くという選択「トラベルナース」って一体なに？

トラベルナースとは、看護師が不足している看護現場の看護力を補うために、定められた雇用期間だけ従事する看護師さん全般の呼び名です。
主に、過疎化が深刻な地方や離島の医療機関、患者人口過多で看護供給が追いつかない都市部、緊急対応が必要で看護力を常に確保しておかねばならない急性期病棟やERなどにおいて、看護の即戦力を求める医療現場は数多く存在します。
もしかしたら、トラベルナースという呼び名から、リゾート地での看護師さんバイトと勘違いしている方も多いかもしれませんが、それとは異なる働き方です。
それでは、トラベルナースとリゾートバイトの看護師さんでは、一体何が違うのか？
その点について見ていきましょう！

トラベルナースとリゾート地の看護師さんバイトの違いを解説します！

まず、一番の違いは、トラベルナースの勤務先は、全国各地で看護師が不足している医療機関です。
一方でリゾートバイトの看護師さんは、リゾート地のレジャー施設や観光スポットの医務室、イベント会場の救護室、離島の診療所などいくつか種類があります。
このようなリゾート地での看護師さんの仕事内容は、急病人や怪我人に対しての応急処置が主な業務で、高い技術力が求められるような緊迫した現場ではないことがほとんどですが、病状に対しての緊急性を判断したり、二次救急に繋げるか否かの判断力は必要かもしれません。

これに対して、トラベルナースは基本的に即戦力として看護現場に従事するので、勤務先に応じた高い看護力や対応力、幅広い知識や経験が求められます。
雇用期間については、どちらも数週間から数カ月程度の求人ですが、雇用主との合意があれば、期間延長が可能な職場もあるでしょう。
また、トラベルナースもリゾート地の看護師バイトも、勤務が決まったときには、勤務先の職員寮があればそこに入寮できることが多く、寮がない場合でも、引っ越し費用や家賃、光熱費の補助、現地までの交通費の支給など、転勤のための負担が軽減されるサポートがあるのが一般的です。

トラベルナースとして全国で活躍する！

雇用期間が定められたどちらの働き方も、煩わしい人間関係のトラブルが少なく、高時給案件が多いのがメリットなのは間違いないでしょう。
ですが、トラベルナースとして働くことでしか得られないメリットもあります。
それは、さまざまな医療現場で積んだ幅広い経験で看護師としての技術力は向上し、ご自身の選択する職場次第では専門性を高めることができるという点です。
トラベルナースとして全国各地で培ったキャリアは、その後のキャリアアップを叶える武器になり得るでしょう。

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