看護師さんの手技のうち、採血は代表的なものです。でも、看護師さんが必ずしも採血が得意とは限りません。特にブランクがある方や、採血に苦手意識がある方にとって、求人票の「採血あり」という記載は気になるところではないでしょうか。
ただし、「採血あり」と書かれているだけでは、実際の業務内容や負担まではわかりません。職場によって採血の件数や対象となる患者さん、誰が担当するのかといった体制は異なります。採血の業務に不安がある場合は、求人票の記載だけで判断せず、実際にどのくらい採血を担当するのかまで確認しておくと安心です。
採血に苦手意識があるからといって、転職そのものを諦める必要はありません。採血の頻度や担当範囲は職場によって異なり、入職後に研修やフォローを受けられる場合もあります。「採血あり」という言葉だけで判断せずに、自分が実際にどの程度担当するのか、困ったときに相談できる職場なのかを見ておきましょう。
採血が不安な看護師さんが求人票で確認したいこと
採血に苦手意識がある方は、採血業務に関する負担がなるべく軽い職場を選びたいものです。例えば、次のようなポイントを求人票で確認すると採血に関する不安の軽減につながります。
・採血対象は成人中心か、小児・高齢者も多いか
・採血以外に点滴・注射・ルート確保があるか
・入職後の研修やフォローがあるか
・ブランク可・未経験可か
・採血業務を誰が担当する体制か
また、採血を看護師全員で担当するのか、担当者が決まっているのかといった体制も職場によって異なります。求人票だけではわからないことも多いため、気になる場合は応募前に確認しておきましょう。求人コンサルタントを利用している場合は、勤務先に確認してもらう方法もあります。「採血がある」というだけでその求人を避けるよりも、実際にどの程度の業務を担当するのかを確認したうえで、自分に合う職場かどうかを判断することが大切です。
ブランクがあるなら復職支援を利用する方法も
しばらく採血をしていないので自信がないという方は、復職支援を利用する方法もあります。都道府県ナースセンターでは、ブランクがあり再就業に不安がある看護職に向けて、再就業支援研修を実施しています。最新の看護知識や技術を学べる研修などがあり、内容は地域によって異なります。長く現場を離れていると、採血だけでなく、医療機器の扱いや看護技術そのものに不安を感じることもあるでしょう。復職支援研修では、そうした不安を抱えたまま転職するのではなく、復職前に知識や技術を確認する機会を持つことができます。お住まいの地域のナースセンターで研修内容を確認してみるとよいでしょう。
総合的に確認して失敗のない転職を!
今回は採血に注目して求人を選ぶポイントをご紹介してきました。
採血に不安がある方は、採血の件数や対象患者、教育体制、採血以外の業務範囲を確認することで、採血がある職場でも不安を軽減しながら働くことができます。
看護師さんの業務は採血以外にもたくさんありますし、お仕事を探す上で大事なのは仕事内容だけではありません。採血についてはもちろん、採血以外の業務範囲、診療科や患者層、教育体制やブランク支援、日勤のみか夜勤ありか、残業の多さ、休日の日数と給与のバランスは取れているかなど、総合的に確認して求人を選ぶとよいでしょう。

















