循環器領域の求人で看護師としてのキャリアを拓く 心臓カテ・CCU・HCUのお仕事

笑顔で上を向く女性看護師

日本人の死亡原因第2位である、心疾患を扱う分野が循環器領域。命に直結する、多くの人にとって重要な分野であることはもちろん、看護師さんにとっては心疾患の専門性を高めながらキャリアを築ける領域です。

この記事では循環器系の求人を探す看護師さんのために、リアルな市場や必要なスキルなどを解説していきます!

循環器領域看護師の求人動向

スマホで探し物をする女性

日本循環器学会の統計によれば、全国の心臓カテーテル検査・治療件数は年間75万件を超え、今後も増加傾向にあります。また、心臓血管センターや救命ICUの整備が進むにつれ、現場での活躍の場も広がっています。求人情報サイトでも、「循環器クリニック」「心臓カテ室」「CCU(※)勤務」などの求人募集は、とくに都市部では一定の募集が継続的に見られるようです。

※CCU…「Coronary Care Unit(冠動脈疾患集中治療室)」

臨床シーン別・循環器看護が担う役割

まずは、循環器領域の看護師さんのお仕事について詳しく見ていきましょう。循環器看護は、配属先によって求められるスキル、担う役割が異なります。主な役割は次のようなものになります。
CCU/ICU
•急性心筋梗塞、重症心不全、致死性不整脈などの救急患者の24時間モニタリング
•人工呼吸器やIABPなどのデバイス管理
•心電図の読影スキルが必須

心臓カテーテル室(Cath Lab)
•PCI(経皮的冠動脈形成術)やアブレーション治療の介助
•造影剤アレルギー対策や穿刺部位の止血管理
•術前・術後の患者説明と不安軽減

HCU・循環器病棟
•抗凝固療法の管理
•心臓リハビリテーションの支援
•自己管理指導と在宅復帰支援

これらの業務では患者の命に直結する場面も多く、さまざまな医療領域の中でも、より迅速な判断力と高度な専門知識が求められる現場だといえるでしょう。責任が重い一方で、回復した患者さんとの関わりにおいては大きな喜びを感じられる場面も多いはず。患者さんの命に寄り添いたいという看護師さんには、やり甲斐のある職場であるともいえるでしょう。

NICUの様子

循環器看護師のキャリアパス

循環器看護師としてのキャリアパスは多様ですが、一例として以下のようなルートが考えられます。

•心臓血管センターのCCU勤務→集中ケア認定看護師取得
•心臓カテーテル室専従→虚血性心疾患専門クリニック外来へ転職
•循環器内科病棟→看護管理者としてマネジメント職へ

また、心不全看護認定看護師や循環器専門ナースなどの資格取得により、専門性を高めることも可能です。専門性の高い業務であるがゆえにキャリアパスが明確であり、着実にステップを踏んでキャリアアップをしていくことができます。より効率的にステップアップしていくためには、就職・転職を希望する病院の教育体制、例えば研修のほか、資格を取るための休暇や費用負担などがある病院を選ぶことをおすすめします。

循環器求人の探し方のポイント

循環器系の求人は都市部の救急総合病院に集中していますが、地方でも心臓血管センターの新設にともない募集が増えています。看護師さんが循環器領域の求人を探す際は、以下のポイントを確認しましょう。

•希望の働き方(ICU重視かカテ室専従か等)を明確にする
•症例件数や教育制度を具体的に調べる
•夜勤体制やオンコールの有無を確認する
•認定看護師取得支援制度の有無

カインドメディカルネットなどの医療職専門求人サイトでは「循環器」というワードを使って検索をすることで、希望に合った求人を見つけやすくなります。
https://kind-medical.net/search?freeword=%E5%BE%AA%E7%92%B0%E5%99%A8

まとめ

循環器領域での看護は専門性が高く、患者の命にダイレクトに関わる、責任ある仕事です。その分、やりがいも大きく、キャリアアップの道も豊富です。今後の医療ニーズの高まりを受けて、循環器領域での看護師の活躍はますます重要になります。この分野で患者さんの救命に関わりたい看護師さん、キャリア重視の看護師さん。ぜひ、ご自身の希望に合った職場を見つけて、循環器看護師としての一歩を踏み出してみてくださいね。

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