【看護師の年代別転職】20歳代・30歳代・40歳代で考える看護師のキャリア設計のポイント

考える看護師

看護師さんとしてキャリアを積み重ねる中で、「転職」や「働き方の見直し」を考えるタイミングは人それぞれ。特に20代・30代・40代ではライフスタイルやキャリア観が大きく変化します。ここではデータをもとに年代別のキャリア設計のポイントを整理し、転職を成功させるためのヒントをご紹介します!

データで見る年代別の就業実態

年代別の看護師たち

看護師さんのキャリアの傾向は年代で大きく変わります。25歳未満は「病棟勤務」が9割近く、20代全体で見ても「病棟勤務」が約8割です。30代になると結婚や子育てなどのライフステージの変化などによって転職を考える看護師さんが増え、「クリニック」「施設」「訪問看護」など、さまざまな職場に分かれていきます
40代以降は子育てがひと段落してくる年代。子どもが成長して時間を作ることができ、教育費用や老後の費用を貯めるためにフルタイムで働きたい看護師さんや、これまで培ってきた知識や経験を活かして看護師長や看護部長などの管理職へとキャリアアップしたいと考える傾向が強くなります。

出産・育児・介護など、年代ごとのライフイベントに応じて働き方を変えることで、自分が望むキャリアの実現が近づきます。具体的に、年代ごとの転職事情を見ていきましょう。

20代の転職のポイントは?

20代は、まずは臨床力を高める時期です。キャリアのスタートダッシュを決めるために、総合病院での急性期や慢性期だけではなく、介護施設やクリニックなど、さまざまな分野で幅広い経験を積むとよいでしょう。自分のやりたい専門分野や目指す看護師さんの姿を思い浮かべ、将来のキャリアに備えて引き出しを増やしましょう。
まだ年齢的にチャレンジしやすいので、より成長できる環境を重視して失敗を恐れず動くのもおすすめです。また、自己成長のためには、教育体制が整っている職場を選ぶようにしましょう。

30代の転職のポイントは?

30代は、専門性かマネジメントかを決める選択の時期です。5~10年目を超えて、認定看護師や専門看護師などの専門性を高める道か、あるいはリーダー・主任などマネジメント層を目指す道に進むかというキャリア分岐点に立つ年代になります。
転職する際は、教育体制やキャリアアップ支援があるかなど、キャリアビジョンにあわせて職場を選びましょう。出産や育児などで仕事とプライベートを両立したい場合は、時短勤務が可能な職場や夜勤のないクリニックなどを探しましょう。

40代の転職のポイントは?

40代はこれまでの経験を活かし新たな挑戦も視野に入れましょう。経験豊富で即戦力として働ける40代では、若手の育成やサポート、マネジメントなど「後進指導」のスキルを活かすこともできます。また、長年の臨床経験を武器に訪問看護や介護施設などへの転向も可能です。訪問看護や施設系では病院と比べると残業が少なく夜勤がないことも多いので、家庭やライフスタイルに合った柔軟な働き方ができます。看護師さんは患者さんの移動や介助をすることも多く、体力的に不安を覚えることが増えてきます。
また、夜勤がきつく感じることも多いでしょう。体力や勤務条件にも配慮しつつ、キャリアの集大成を目指しましょう。

看護師さんのキャリア設計は20代・30代・40代でまったく異なる視点が必要です。ライフステージやキャリア目標にあわせて柔軟に働き方を考えましょう。看護師さんの求人は多く、それぞれの年齢での強みがありますので、今の自分に合った転職先を見つけるために正しい情報とサポートを活用して一歩踏み出しましょう。
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※参考
(厚生労働省)『看護職員就業状況等実態調査結果
(日本看護協会)『看護職員実態調査(PDF)
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