東京都に次いで全国で2番目に人口の多い神奈川県。海、山、川など首都圏でありながら自然が豊かです。横浜や鎌倉など歴史や文化も感じられる多様な魅力を持つ県で、京浜工業地帯を中心とする産業も盛んです。
そんな神奈川県の中でも今回は政令指定都市エリア以外の湘南・県央・県西・横須賀・三浦での看護師さんの転職事情を解説します。仕事もプライベートも充実させたい看護師さんは必見です!
神奈川の湘南・県央・県西・横須賀三浦の病院の特徴は?
これらの地域は湘南東部、湘南西部、県央、県西、横須賀・三浦の5医療圏に分かれており、横浜などに比べると求人の数は少ないのですが、「ワーク・ライフ・バランス重視」で選べる環境が強みです。「自然の中で働きたい」「子育てと両立がしたい」「地域に密着した看護がしたい」など働く上での希望にあった病院が見つかりやすいのが郊外の魅力です。
県内の病院348施設のうちの 138 施設、およそ40%がこれらの地域にあり、病床数は 22,200 床です。療養・精神病床が45%を占め、地域包括ケア病棟が多いのが特徴です。急性期の治療を終えた患者さんだけではなく、一時的に体調が悪くなった高齢の患者さんも住み慣れた地域で在宅復帰に向けて療養することができるため、働きながら介護を行うご家族の負担も減らすことができます。急性期病棟に比べて急変することが少なく、患者さん一人一人に寄り添って在宅での生活を見据えたサポートを行うことができるので、在宅連携のスキルを身に着けたい看護師さんに向いています。
転職するときの注意点は?
これらの地域には政令指定都市と比べると急性期病院が少ないため、専門性を高めにくいのがデメリットです。急性期病院では重症な患者さんや緊急度が高い患者さんの治療を行っており、さまざまな疾患や症例に対応するので、看護のアセスメント力や知識、技術力が身に付きます。一方で療養病棟では症状の安定した患者さんが多いため、じっくりと一人の患者さんと関わることができ、信頼関係を築きながら看護ができます。
また、夜勤人数が少ない施設もあるので注意が必要です。慢性期の病院であっても認知症や脳疾患などの患者さんがいる場合は2人体制でも忙しくなることもあるでしょう。面接の際には、勤務体制についても確認しておきましょう。
神奈川県は交通環境が整っており、JR東海道本線や京浜東北線などさまざまな路線が利用できますが、場所によっては車の方が便利な所もあります。これらの地域ではマイカー通勤が可能な病院が6割を超えていますので、満員電車の混雑を避けることができ、時刻表を気にせずに通勤することができます。駐車場代が無料の病院もありますので、駐車場代やガソリン代の費用を負担してもらえるかを確認しておきましょう。
成功しやすい求人の探し方を紹介!
転職を成功させるには、どんな職場で働きたいか、どのように働きたいかという希望の優先順位を考えることも重要ですが、事前リサーチも大切です。自分の希望する職場の条件の優先順位が決まった後は、勤務体制や仕事内容、賞与実績などを確認するだけではなく、公式ホームページで理念や経営方針をチェックしたり、家が近い場合は実際に足を運んでスタッフ間や患者さんとのコミュニケーションの様子や清潔さを確認したりと、職場の雰囲気を見てみるとよいでしょう。実際に職場を見学することで、自分に合った職場かどうかを判断しやすくなります。
自然豊かで観光地も多く、都心から少し離れて便利に暮らしたい方に最適な神奈川県。「生活コストを抑えて長く働く」なら郊外・沿岸エリアが合います。
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