夜勤専従常勤看護師さん・入職後の日勤研修について知ろう

研修を受ける看護師

夜勤専従の常勤看護師さんとしてお仕事を始めるとき、「日勤の仕事のように仕事を覚える機会はある…?」と不安を覚える方もいるかもしれません。夜勤専従の看護師さんも、勤務を開始するときに日勤での研修はとても大切。最近は日勤研修期間を通じてスキルを学べる職場が増えているのです。新しい職場のシステムや情報を把握してからお仕事を始められるなら、ずいぶん就職の不安が減るのではないでしょうか。

日勤研修、こんなに大切です

2人の看護師

では、夜勤専従の看護師さんにとって、なぜ日勤研修が大切なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

病院や施設ごとのルールやフローの理解

同じ看護の仕事でも、病院や施設によって運営方針や業務フローが異なります。特に夜勤専従として勤務を始める場合、最初に日勤研修を通じて、新しく勤務する病院や施設のルールやフローを理解することが大切。例えば患者の受け入れや退院、転院の手順、薬剤の管理方法や置き場所、看護記録の書き方、日常的な看護業務の流れなどは、日勤研修を通じて理解しておく必要があります。

また、日勤の間に、日常業務における手順や注意点を確認し、一緒に働くスタッフとの連携方法を学んでおくことも重要です。また、日勤研修中は病院内の各部署や医師、他の看護師とのコミュニケーションを取ることができます。これによって、夜勤時にもスムーズに申し送りを含む業務をこなせます。

患者情報やシステムの把握

日勤研修を通じて、患者情報の管理システムや電子カルテなどのシステムを学ぶことができます。患者データの確認方法、診療記録の記入ルールなど、システムの使い方を理解しておけば、スタッフの少ない夜勤時にも迅速に、きちんとした情報に基づいて看護業務を行うことができます。

緊急対応時のプロセスを理解

夜勤では、昼間に比べて緊急事態が発生する確率が高いといわれます。急変した患者さんへの対応や、転倒・誤飲などの事故への初期対応が求められる緊急事態にあわてず対応できるように、日勤の間に緊急対応プロセスを学んでおくことが大切です。

夜勤専従が初めてでも研修を受けてから働ける!

これまでご紹介したように、夜勤専従の常勤看護師さんにとっても、日勤研修はとても大切。最近では、夜勤専従が初めての看護師さんも、日勤研修でスキルを学べる職場が増えてきているのです。新しいお仕事に不安がある看護師さんも、日勤研修がある病院や施設なら安心ですね。研修をしっかりと行う病院もあれば、簡単なオリエンテーションのみを実施する施設もありますので、ご自身の希望に添った研修があるかどうかを求人に応募する際に詳しく確認しておきましょう。

研修期間や研修中の給与、研修の有無は、職場によって異なります。研修期間中も給与が支払われることが一般的ですが、給与額についてもあわせて確認しましょう。
こういった研修制度や勤務条件は、求人情報を見るだけでは隅々まで分かりにくいかもしれません。そんなときは、研修制度や勤務条件をしっかり把握している専門のコンサルタントに相談すると、病院や施設に直接聞きにくいことでも確認してもらえるのでおすすめです。

カインドメディカルネットでは、経験豊富なプロの専任コンサルタントによる、無料の就職サポートを受けられます! あなたにどんな職場が向いているかを一緒に考え、履歴書の書き方や面接のアドバイスをします。また、夜勤専従の常勤看護師さんが働き始めるときに、しっかりした日勤研修をしてもらえるかどうかといった、ピンポイントな制度についても知識豊富。自分に合った職場を見つけて、不安なくお仕事を始めるために、ぜひコンサルタントの無料サポートをご活用くださいね。

※参考
(日本看護協会) 『夜勤・交代制勤務に関するガイドライン