看護師さんの転職 志望動機はどのように話をしたらいいの?

履歴書の志望動機

転職する時に書く履歴書の中で、志望動機はアピールポイントとして大事な項目。
でもどう書けば採用担当者に好印象を与えられるかわからない…という看護師さんに、志望動機を書く時のポイントや、避けた方がよいネガティブワードなどを解説します!

志望動機を書く時の5つのポイント

面接を受ける女性
まずは志望動機を書く時に心がける5つのポイントをご紹介します。

1.ポジティブな表現を使う

前の職場を辞めた理由は、「人間関係で悩んでいた」、「仕事量が多すぎてプライベートの時間がとれなかった」、などのネガティブな表現になりがちです。
それをそのまま書いてしまうと、採用担当者が「ここでも同じように不満を持つのではないか」と不安に思ってしまいます。以下のように前向きな言葉に変換しましょう

人間関係が嫌で辞めてしまった場合→「チームワークを大切にして仕事を進めていきたい」「一緒に働くスタッフと連携をとりながら働きたい」
仕事量が多すぎた場合→「患者さん一人ひとりに向き合って仕事をしたい」「仕事と家庭のバランスを取りながら働きたい」
前の職場でやりたい仕事ができなかった場合→「これまでの経験を生かして新しい分野に挑戦していきたい」

2.自分の言葉で伝える

例文をそのまま書いても、自分の気持ちが入っていないので相手に伝わりません。
自分らしいオリジナリティのある文にするために、自分の経験したエピソードや志望先への熱意など自分の思いを入れると説得力が増すでしょう。

3.志望先の情報を加える

病院のホームページや求人情報などを見て、病床数や患者数など施設の基本情報や、施設の理念と方針、力を入れている領域や診療科、看護部の方針と看護体制などを調べておくとよいでしょう。
その中で共感できたところや魅力的に感じたところをピックアップし、どうしてその病院を選んだのかを伝えましょう。
志望先についてきちんと調べ、求められている人物像を理解したうえで応募していることが採用担当者にも伝わり、その病院で働く姿をイメージしてもらいやすくなります。

4.長く働きたいことを伝える

採用担当者はなるべく長く働いてくれる方を望んでいます。
せっかく採用してもすぐに辞められてしまうと、また新しい人を募集しなければならず、大きな負担になるからです。
実際に志望先でどのように働きたいのかを伝え、長く働きたいことをアピールしましょう。

5.200~300文字程度で書く

短い文章では熱意が伝わりにくく、長すぎる文章では伝えたい内容がぼやけてしまいます。
働きたい気持ちを簡潔に300字以内程度にまとめて書きましょう。
書ききれなかった内容は面接の際に口頭で伝えるとよいでしょう。

3つの要素を書けば志望動機がまとまる!

上記の5つのポイントを踏まえて、志望動機には①これまでの経験で学んだこと、考えたこと ②応募先の病院や施設の魅力 ③自分のやりたいこと、生かせるスキル の3つを入れましょう。
まずはご自身の経験を振り返り、領域や診療科、業務内容、取り扱ったことがある疾患名などを書き出します。
次に、志望先の施設の理念や教育制度など、惹かれたポイントを挙げてみて、自分のやりたいことがそこでどのようにできるか、身につけたスキルをどう生かしたいかなどをまとめていきます。

避けた方がいいワードは?

・受け身な印象を与える内容

志望動機では、「学ばせていただきたい」「勉強させてもらいたい」という謙虚なワードを使いがちです。
しかし医療の現場は学校のような「学ぶ場」ではなく、自分のスキルを発揮して仕事をする場所です。
「学びたい」という受け身な姿勢ではなく、自分のスキルや経験を生かして役立ちたい、という積極的な姿勢をアピールしましょう。

・待遇や福利厚生、給与について

給与が高い求人は魅力的ですよね。
でも給与の高さや休みの多さなどの勤務条件ばかりを志望理由にあげていると、仕事に対する熱意が感じられないと思われることも。条件以外の惹かれたところを探してみましょう。
同じように、自宅から近いことや電車のアクセスがよいなどの立地に関する内容も、志望動機として書くことは避けたほうが無難。
立地がよければ他の病院でもいいのではないかと採用担当者は感じてしまいます。

ここまで読み進めても志望動機が書けない、ピンと来ないという方は、もう一度自分自身を振り返ってみましょう。
どんな時に仕事に対してやりがいや楽しさを感じることができましたか? どんなスキルを身につけることができましたか? あなたの経験に自信を持って、箇条書きでよいので書き出していきましょう。

志望動機を書き終えたら誤字脱字をチェックすることも忘れないでくださいね。
カインドメディカルネットでは転職活動もサポートしますので、お気軽にご相談ください。