求人によって条件がちがう? 応援看護師の求人の見分け方とは

迷う女性

期間限定の勤務で月給40万円以上という求人もよく見かける、「応援看護師」という働き方。
魅力的に感じている看護師さんも多いのではないでしょうか。実は応援看護師の収入面が気になっている方が、求人を見るときチェックすべきなのは月給だけではありません。

病院や施設によって手当の種類や金額が異なっており、ここで手取り額に大きな差が出てきます
この記事では手当についてどこに注目すればよいのか解説します!

応援看護師とは?

応援看護師バナー

最近よく耳にするようになった応援看護師とは、人手不足の病院や施設で即戦力として働く看護師さんのことです。
「助っ人ナース」や「応援ナース」、「トラベルナース」などと呼ばれることもあります。

原則3カ月~6カ月の期間限定で働き、勤務する場所も全国各地から選べます。
月給が高いことも魅力のひとつですが、魅力はそれだけではないんです! 他にも応援看護師さんがもらえる手当をご紹介します。

赴任手当

引っ越しには意外とお金がかかります。
遠方の赴任先ですと自身が移動する交通費だけで2万円以上かかることもありますが、応援看護師さんならその交通費をカバーできる赴任手当がもらえる場合があります
交通費が距離に応じて出る施設もありますし、地域によっては手当の出方が違う場合も。

例えば北海道内の移動は5万円、道外から赴任する場合は10万円も支給されるというような求人もあります。
寮がついている場合はエアコン、冷蔵庫、洗濯機などの家電や家具が備え付けられている場合が多く、一人暮らしの引っ越し代は家具などの大きなものも送るので4万円~7万円ほど平均してかかりますが、応援看護師さんの引っ越しは段ボール数箱を送るだけで済んでしまう場合もあるようです。
部屋探しのために現地に行く必要もなく、もちろん敷金・礼金や仲介手数料などの初期費用もナシ。最初にかかる費用が少なく、節約できそうですね。

住居手当

寮の詳細もさまざまです。寮費の半額を負担してくれる病院や施設から無料で住める寮まであります。
家賃が6万円だとすると、自分で6万円払わなければいけないのか、3万円で済むのか、何も払わなくてもいいのかは大きく違いますね。

また、水道代や光熱費は自己負担のところが多いですが、灯油代が支給される場合や光熱費を負担してくれる場合もあるようです。
総務省統計局の「家計調査 家計収支編 単身世帯(2023年)」によると、一人暮らしの光熱費は平均約13,045円です。
内訳は電気代約6,726円、ガス代3,359円、水道代約2,239円、その他の光熱費(灯油など)が約720円となっています。
光熱費の負担がなければその分をレジャーや貯金に回せますね。

夜勤手当

多くの職場では月給の他に夜勤手当がもらえますが、夜勤手当も病院によって異なり、1万円から2万円までさまざま。
夜勤の回数も異なるので要チェックです。残業代がつくこともあるので、勤務先や働き方によっては月給50万円以上も夢ではありません

有給、休日

労働基準法で「6カ月間継続して勤務した後に有給休暇が付与される」と定められているため、6カ月以内の期間限定で働く応援看護師さんは有給休暇がもらえない場合がほとんど。
そのため欠勤するとお給料が減ることになります。求人情報を見るときは、求人詳細画面で「休日・休暇」項目の年間休日の欄を確認してみましょう。
契約を更新して6カ月を超えて勤務する場合には有給休暇がもらえることもあります。

月給以外にも、金銭面のメリットがたくさんある応援看護師。
「どんな寮がついているんだろう?」「自分の勤務経験で働ける病院はあるのかな?」など疑問や不安に思うことがありましたら、ぜひお気軽に専任のコンサルタントにご相談ください
あなたのご希望に沿った赴任先をご紹介いたします!
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※参考
(総務省統計局) 『家計調査 家計収支編 単身世帯