看護師さんの多様な働き方とは?

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医療現場では長年、看護師不足が深刻な問題ですが、その背景にはいくつかの要因があります。
その一つに、核家族化が進んだ現代社会では、ライフステージの変化によってさまざまな事情を抱えたときに、看護師の仕事を続けていくのが難しいという点が挙げられるでしょう。
その上、少子高齢化で看護師の母数自体も自ずと減っており、これにより後進の教育まで手が回らないなどの現状も、看護力不足に拍車をかけていると言われています。

そんな中、医療業界では看護師さんの労働力確保のため、それぞれのニーズに合わせた多様な働き方を推進し、その動きが徐々に広がってきています。
この記事では、「今より少しゆったりと働きたい」「短期間だけ集中的に働きたい」など、看護師さんの要望を叶えるさまざまな働き方について見ていきましょう!

心身の負担が比較的少ない職場もあります!

人差し指を立てる看護師

「フルタイムで働きたいけど、忙しくない急性期病棟や救急外来などは体力面で厳しい」「緊張感の続く手術室や集中治療室での勤務で精神的な疲れが溜まってきた」など現状抱えている悩みから、気持ちにゆとりを持てる職場での勤務を望む看護師さんもいるのではないでしょうか
そんな方には、無床の内科や耳鼻科、皮膚科を標榜する比較的小規模なクリニックでの勤務が向いているかもしれません。
このようなクリニックに来院される患者さんは緊急度のあまり高くない傾向にあり、常勤でも勤務時間はほぼ固定され、夜勤はないので落ち着いた環境で働くことができて精神的にも体力的にも比較的負担は少ない職場といえるでしょう。

自分が望むワークライフバランスを考えた働き方はどんなもの?

自身のライフステージが変わり、育児や家事、その他の様々な理由で、これまでの働き方を考え直したいという看護師さんは実は少なくありません。
看護師さんの求人のうち、約2割はフルタイム以外のパートタイムや夜勤専従などの求人であるという統計データもあり、勤務時間についても選択肢が増えています

デイサービスや介護施設、訪問看護ステーション、また規模の小さな医療機関では、パート看護師の求人が多く、自身の勤務時間や曜日の希望が叶えやすいでしょう。
さらに働き方改革により時短勤務制度を導入している病院も増えてきたので、それらの制度を上手く活用するのもいいかもしれません。

タイパ重視!期間限定求人で高収入を狙う!?

「メリハリのある生活をしたい」「いろいろな診療科で経験を積みたい」、そんな看護師さんには雇用期間に定めのある求人、応援看護師として働くという選択肢もおすすめです

応援看護師とは、看護師不足の病院や施設に一定期間だけ看護力を提供する働き方です。
多くの求人が3~6カ月という短期間の契約で、人口過密の都市部の病院からリゾート地や離島などの地方の病院まで、全国各地で募集しています。
家賃や光熱費の補助がある場合、引っ越し費用や現地までの交通費を負担してくれる場合もあり、他の求人より高給なこと多いのです。

また夜勤のみを希望する場合には、夜勤専従の求人を出している病院や介護施設もあるため、短時間で高収入を得たい方や、人間関係に翻弄されず仕事に集中したいという看護師さんには魅力的な働き方でしょう。

医療機関以外の場所で活躍することもできます!

実は、医療機関以外の場所でも、看護師さんの求人は数多くあります。
企業の産業看護師や健診センターなどの勤務では、健康管理や健康相談などで多くの方の健康を保つためのサポートを担います。

また、CTやMRI、PETなどの画像撮影・診断を専門とするクリニックや就学機関の医務室、自治体の保健師や看護学校の講師など、実は多くの場所で看護師さんの求人は存在し雇用形態も就業場所によってさまざまです
無理をして心身に不調をきたす前に、また、ライフステージに変化があるタイミングでご自身に合った働き方がどのようなものなのか、立ち止まって今後の看護師キャリアを見直してみることも大切なことかもしれませんね。

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