トラベルナースのドラマの様に働きたい!遠隔地を転々とする働き方とは

スマホで職を探す女性

近年、新しい看護師さんの働き方として定着し始めた「トラベルナース」について、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
働く場所を長期間固定せず、いろいろな病院を転々としながら働くトラベルナースはドラマにもなり、憧れた方もいらっしゃるかもしれません。
トラベルナースは「応援ナース」「助っ人ナース」「応援看護師」とも呼ばれ、いろいろな病院から引く手数多ですが、これから求人情報を探す看護師さんのためにトラベルナースの基本を知っておきましょう。

アメリカでは定着しているトラベルナース

トラベルナースは1980年代にアメリカで生まれたといわれています。
もともとは全国のさまざまな場所で働くフリーランスの看護師のことを指す言葉で、アメリカでは全看護師の10%を占める約40万人ものトラベルナースがおり、コロナ禍のニューヨークでも活躍したことから、近年また存在感を増しています。
トラベルナースは1カ月~半年程度の短期間、一つの施設で働いてまた次の施設で短期間働くといったように、いろいろな場所に「トラベル」しながら看護師さんのお仕事をしています。

アメリカでトラベルナースのお仕事をするには、もちろん看護師免許が必要。ただアメリカでは州ごとに法律が違うため、その州の看護師免許が必要になる場合もあります。

日本でも人気が出ているトラベルナース

リゾートの女性
一方、日本のトラベルナースはどうでしょうか。看護師不足といわれる昨今、やはり日本でもその存在感は増し、トラベルナースの求人件数や、トラベルナースとして働く看護師さんの数は増えてきています。

日本でも施設によって必要な経験等が異なる場合もありますが、日本の看護師免許があればトラベルナースとして働くことができます。
一般的な看護師よりも給与が高く、住居費用の補助も充実している」というのは、アメリカと同じ。
日本のトラベルナースは月給が40万円を超える求人も多く、施設によっては50万円を超える場合も! 住居費用に加え転居費用が出たり、家具付きの寮があったりと、「トラベル」するための補助もより充実している場合が多いのです。
多くの病院が即戦力となるトラベルナースを求めているために、このように好待遇を準備してもらえるのですね。

トラベルナースはプライベートも充実!

トラベルナースの「トラベル」は、全国のいろいろなところに移動して働くところから来ているのですが、リゾート地だったり都心だったり、プライベートな「トラベル」「プチトリップ」を楽しめる勤務地もたくさんあります。
海の近くに勤務して休日はマリンスポーツを楽しんだり、次の勤務先では都会でショッピングやコンサート三昧のお休みを楽しんだり…。短期間で、ご自身がしてみたい暮らし方にチャレンジしてみることができるのも、トラベルナースの大きな魅力です。

トラベルナースは、遊びだけではなくさまざまな事情で長期間の契約をするのが難しいという方にもおすすめの働き方。
短期間の契約で、ライフステージや家庭の事情に合わせて「働く期間」「働かない期間」を自分で決めることもできるので、「長期休みを言い出しにくい」「職場に迷惑をかけそう」など心苦しさを抱えることなく看護師さんのお仕事を続けられます。

日本でトラベルナースのお仕事を探すには

看護師さんの資格を技術があるからこそ、より自由な働き方ができるトラベルナース。日本では看護職専門の求人サイトで気軽に多くのトラベルナース求人を見て、応募することができます。

カインドメディカルネットでは求人情報が載っているだけではなく、専門の人材コンサルタントに相談することもできます。
求人情報を見るだけでは分からないこと、応募先の病院には聞きにくいことも専任の人材コンサルタントが調べたり聞いてくれますので、より気楽に・しっかり調査しながら就職活動をすることができます。
トラベルナースのことがもっと分かる詳細を掲載したページ、応援看護師専門求人「助っ人ナース」に関するコラムページもご用意していますので、ぜひのぞいてみてくださいね。

※参考
(日本看護協会) 『看護職の働き方改革
(厚生労働省) 『看護職のキャリアと働き方