復職したいけど勇気が出ない…潜在看護師さんの「一歩目」を応援します! その1

ガッツポーズをする看護師

看護師資格を持っている人の約4人に1人が離職経験者であり、そのうち36.1%が「今後はまた資格を生かして看護職員として働きたいと思っている」という調査結果があります。しかし、復職に対する不安や迷いから、転職活動への一歩を踏み出せずにいる潜在看護師さん達が実は少なくありません。
現在、看護業界では多様な働き方が可能になり、病院での勤務だけでなく、クリニックや訪問看護分野、企業での医療関連業務など、求人数も種類も、以前より格段に選択肢が広がってきているのをご存じでしょうか?潜在看護師の皆さんが復職しやすい環境が整いつつある昨今、「看護師としてもう一度働きたい」そんな思いを、今こそ形にしてみませんか?
この記事では、潜在看護師さんの復職の一歩を踏み出すためのヒントになるような現状をご紹介しますので、最後までじっくり読んでみてくださいね。

なぜ離職したの?潜在看護師さんの退職理由トップ3

悩む女性

看護師さんが離職する理由はさまざまですが、厚生労働省「看護職員就業状況実態調査」によると、離職理由の上位は以下の3つです。

・出産・育児(22.1%)
育児との両立が難しく、家庭を優先するために退職するケースが多く見られます。

・他施設への興味(15.1%)
新しい職場環境やキャリアアップを求めて、別の施設への転職を考える方もいます。

これらの理由で離職した方々も、自身のライフステージの変化や看護現場の環境の整備により、再び看護職に戻ることを考えるシーンは多々あるでしょう。

看護現場も働き方の多様性が広がってきている!

復職を希望する看護師さんの48%が「パート・アルバイト」を希望し、勤務体制としては「日勤のみ」を希望する方が85.2%と圧倒的多数を占めており、交代勤務を希望する方は11.4%とかなり少数派です。
このような潜在看護師さんのニーズや、時代背景を受けて、現在の看護業界では、単に「フルタイム勤務」か「パート勤務」の二択ではなく、多様な働き方が選べるようになっています

例えば、週3日勤務や午前中のみのシフトなど、柔軟なスケジュールを組める職場も増えていますし、在宅医療や訪問看護なら、病院勤務とは異なる形で看護職に携わることが可能でしょう。
さらに、子育て支援が充実した職場も増えており、託児所併設の病院や、子育て中の職員向けの時短勤務制度が整った施設もあります。自身のライフスタイルに合った働き方を選ぶことで、無理なく復職し、長く働き続けることができる時代になってきています。

復職への不安を解消するためにできることは?

看護師さんが長いブランクを経て看護現場に戻るときには多少なりとも不安がつきものです。ましてや、離職前と自身の立場や環境が違えば、その不安は計り知れないでしょう。復職を考える際、多くの方が「最新知識・技術への不安(33.4%)」や「家事・子育てとの両立(32.6%)」についての不安を抱えています。
これらの不安を解消するために、「ブランク研修」実施している医療機関は全国に多数あり、各都道府県のナースセンターや病院は復職支援プログラムを提供しています。

例えば、東京都の復職支援では、病院体験コースや施設体験コースなどの復職支援研修を実施しており、以下のような無料で参加できるプログラムもあります。
・最新の医療技術・知識の習得
採血・点滴・輸血、導尿、喀痰吸引、ME機器の操作、院内感染対策などの実技研修。
・現場での実習
病院や訪問看護ステーションでの実習を通じて、実際の業務に慣れる機会を提供。
・復職に向けた相談・サポート
ベテラン看護師による個別相談やキャリアアドバイスを受けられる。

また、都道府県のナースセンターでは、離職中の看護師向けに研修や職業紹介や相談員によるアドバイスなども提供しているため、復職を考えている方はこれらのような公的な支援を活用するのもおすすめです。
いざ、復職を目指し動き始める際には、私たちカインドメディカルネットが看護師さんのその第一歩を後押しいたします。求人検索画面で、「研修制度充実」の求人を絞り込むことができるため、復職に向けた準備も一緒にできる求人情報が得られます。
復職を考えている潜在看護師の皆さん、まずは情報収集から始めてみませんか?働き方の選択肢が広がる今、あなたに合った職場がきっと見つかるはずです。

※参考
(厚生労働省)『ブランクを経て働く
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